ダイエーホークスの思い出(3)

2011年11月07日

 ミレニアム以降は常に優勝争いに加わる常勝軍団に生まれ変わったホークス、どんなにリードされても「閉店前の底力」で諦めない野球で、僕が見に行く試合はとにかく成績が良かったですね。一番のピークは2003年でした。西武を含む全チームに勝ち越し、斉藤20勝、阪神との日本シリーズ(個人的にはずーっと夢見てた)ではホームチームが全て勝つという異例の展開で日本一、忘れられない年になりました。

 しかしこの年、「翌年からのプレーオフ制採用」のニュースに一抹の不安を覚えたのは確かです。合併騒動に揺れた2004年、ホークスは前年通りの首位でリーグ戦を終えました。僕は9月23日のリーグ最終戦と公式戦1位通過セレモニーを見ましたが、なんとなく嫌な感じはありました。アドバンテージを得られる5ゲーム差まで離すことができなかったからです。

 プレーオフが始まり一進一退の中、最終第5戦を僕は1塁側ベンチ裏の席で観戦しました。松坂と新垣というエース対決、城島のホームランで先制しますが、西武の代打策がはまって逆転、終盤はホークスが追うという展開。8回に井口がソロ、9回には鳥越のタイムリーで3-3追いつきます。その後2死3塁で「4番松中」。この年三冠王の松中にスタンド中が興奮のるつぼ。しかしそんな中でも「ダイエーホークスありがとう!」というつぶやきが僕の中で聞こえました。この瞬間「優勝はない」という何故か判らないけど確信が芽生えました。案の定松中は内野ゴロで凡退(ここからホークスへの呪いが始まった)。10回表に、普段はあり得ないイレギュラーのバウンドから西武が勝ち越し、この年の優勝チームとなりました。やはりというか、この試合が「福岡ダイエーホークス」としての最終戦となってしまいました。帰りの道では皆泣いてました。。。。この時以来秋になると気分が落ち込むようになったものです。


 今年ようやくクライマックスを突破し、この話をようやく「思い出話」としてアップすることができました。やはりこのホークスへの呪いを解いたのも松中本人ではなかったか、と思います。今回のCS、テレビで殆どの得点シーンを生で見ることができました。昨年嘆いていた「3番の不在」も内川が充分に解消・活躍してくれましたし、何と言っても松中の初球の「打った瞬間」のグランドスラム、体中が震え、頭が真っ白になったくらい興奮しました。そう、そうなんです!この瞬間が見たかったんだよ!


 さっそく今週末から中日ドラゴンズとの日本シリーズ、客観的に見ても面白いシリーズになりそうな感じです。両軍の皆さん、力の限り頑張ってください!こういう対戦カードを組んでくれた神に感謝!


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Posted by ベンジー@宇土 at 18:44│コメント(0)ひとり言
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