法学部生の血が・・・

2013年12月30日

 こんばんは。年末年始皆さんいかがお過ごしでしょうか?僕は今月に入り色んなことが矢継ぎ早に起こり、一段落した昨日に風邪をひいてしまい、今日は寝ているかテレビを見ているか音楽を聴いて過ごしてました。

 そんな中?先日入手したNexus7にKindleアプリを入れ、そこで見つけた末広巖太郎先生の法学入門書(青空文庫ですけど)を見つけまして、早速ダウンロードして読んでます。これがですね、何か「寝た子を起こす」ような感覚を持ちました。

 ご存知の方もおられると思いますが、僕も一応は法学部というところに在籍しておりました。四半世紀くらい前になるんですが、それでも苦労したことは覚えてます。例えば

民法・・・「物」の定義、民法第709条
刑法・・・「構成要件に該当する、違法で有責な行為」
民訴法・・・一事不裁理、既判力

あたりのタームが思い浮かんだりしました(あくまでも言葉だけですよ)。特に民訴法には手を焼いた。。。

 実は今も法律に若干関連する仕事をしているんですが、僕から見ると「法令用語」の技術的な運用の部分しか感じません。「または」とか「もしくは」といった言葉の使い分けの部分。これはこれで重要なことではあるけど、言葉だけが全てではないと思う。法の世界で重要なファクターは「解釈」にあると思うんですね。例えばある事象について法令ではこういう規定が適用できそうだ、この規定について過去の裁判例ではこんな解釈が取られている、これに対し学説ではこんな見解が支持されている、といった具合。人間は十人十色でそれぞれ考えも違うでしょう。そのなかでどのような判断を下せば社会的にも合理的に妥当性を持てるのか、そういったことを考え育むのが法律を学ぶ面白さでもありました。ま、深い森に迷い込んでさまよってしまうという部分も否定はしませんけどね。それ以上に人間味があって面白いんですよ。

 しかし、僕は法曹界に進みたいとは思いませんでした。一番は「まず食わなければいけない」ということ。家は貧しかったですし、一生(長い期間)をかけて司法試験を受けるほどの経済的な余裕はありませんでした(弁明ですね)。それと、同業者間で対決なりしたくなかった、という思い。法律家は利潤を求める単なる技術者ではない、人間であるべき、という認識がある。確かに僕の周りにも人間味のある法律専門家がおられます。その方たちに今でも憧れますし尊敬します。

 ま、こんな風に書くと「現実はそんなもんじゃないよ」というお叱りも受けそうですが、これからも天秤・バランスを持ってふだんの生活に臨みたいと思います。最後は締まらない文章になりましたけど、法律は面白く、人間臭いものですよ。


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Posted by ベンジー@宇土 at 23:02│コメント(0)ひとり言
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