子供とメディア

2012年09月09日

こんばんは。今夜は、今朝宇土市民会館小ホールで行われた、県子ども劇場連絡会主催の講演会に参加しましたので、そのさわりを少しだけ取り上げたいと思います。

講師は、国立病院機構九州医療センター小児科医長のかたでした。

現在はテレビ、DVD、インターネット、スマホなど、多種多様なメディアがあり、あらゆる情報が容易に入手できるようになりました。その反面暴力や性といった、子どもたちに好ましくない情報さえも伝わるようになり実際に様々な悪影響が出ていることが報告されています。

NPOで調査されたところ、長時間の視聴により、運動能力や視力の低下、食事中も視聴し、家族もダラダラ見るようになる、メディア漬けにより外遊びが減る、4割の幼児が22時以降に就寝する、死んだカブトムシへ「電池を替えて」といったお願いを言うようになる、リセットの感覚でとらえるようになる、といった事例が相関関係として報告されてます。

また、長時間の視聴により就寝が遅くなる、睡眠時間が短くなる、生活のリズムが不規則になる、朝食をとらなくなる、排便が不良になる、といった相関関係が報告されていまして、日米の小児科医会では以下の提言をされています。

1,2歳までのテレビ、ビデオ視聴は控えましょう。
2,授乳中、食事中のテレビ、ビデオの視聴はやめましょう。
3,すべてのメディアへ接触する総時間を制限することが重要。1日2時間を目安とする。
4,子ども部屋にはテレビ、ビデオ、PCを置かないようにしましょう。
5,保護者と子どもで、メディアを上手に利用するルールを作りましょう。


この提言の一貫として、ノーテレビデー運動を提案されてます。具体的には「食事の時だけノーテレビ」「週に1回や月に1回はノーテレビデーにする」といったもの。
例えば1,見たい番組だけ時間を決めて見る。2,終わったら消す。3,家族で内容を話題にする。といった内容。これを実践するには、特にお父さんの行動が大事なんだそうです。子どもは案外親の動きを見てますからねぇ。

このようにしてメディアとのルールを確立させると朝食がとれるようになったり情緒が安定したりしてくるんだそうです。

我が家でもこの2,3ヶ月の間、食事中のノーテレビを実施してまして、4歳の息子は食事を残さず、早く食べるようになりました。成果は間違いなく出てくるものです。

ただ、もとからテレビっ子だった僕は、食事中のある種の静けさに我慢できないので、先生に質問してみました。「食事に差し支えない範囲であればBGM等を流すのはよい」ということでした。ひとまず安心。


お父さんには耳のいたい?話ですが、頑張ろうと思います。


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Posted by ベンジー@宇土 at 21:31│コメント(0)宇土のこと
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